2009年10月2日
アティックのスタッフは毎週1回、自主的に早く出勤してコーヒーのトレーニング
をしています。日常の業務ではお客様にお出しするコーヒーは1杯づつしか
淹れない為、味見をしてもいつも同じ味かどうかわかりにくいのです。
そこでスタッフ全員で連続して抽出して飲み比べるとコーヒーの味の違いが
すぐにわかります。こんなことを毎週トレーニングしています。
「今日はコーヒーの抽出について」です・・・
Atticはスペシャルティコーヒーを使い2種類のコーヒーの淹れ方があります。
1つは・・・
「フレンチプレス」
通常のドリップやサイフォンとは違い、良いコーヒー豆でしか使えない抽出法
です。粗挽きにしたコーヒー豆を熱湯で4分間じっと蒸らします。
この「フレンチプレス」は他の抽出とは違い、フィルターでろ過をしない為、
カップの底にコーヒーの微粉が残りますが、スペシャルティコーヒー豆が持つ
油分やコクをそのまま抽出できる方法です。
2つ目は・・・
「ネルドリップ」
「ネルドリップ」とは、布ドリップとも言われるように、フランネルという織物の種類
のひとつを使用した抽出方法です。
抽出されたコーヒーの液体に感じる粒子がペーパーフィルターに比べ小さくなるので
舌触りの滑らかなコーヒーになります。
これらが、ネルドリップならではの味の特長です。
飲んでみると、どちらも特徴がハッキリわかる抽出法です。
スタッフ全員で同じ豆を使い、同じように抽出してもこんなに変わるコーヒーの味!!
ほんとに難しいと考えさせられるトレーニングでした・・・