お盆の帰省ラッシュがそろそろ始まりますね・・・
長崎ではお盆とも言いますが・・・
「精霊流し」とも言います。
っと言うことで!
歴史の街長崎にいるのだから
たまには勉強してみよう・・・
今回で第9回目・・・「精霊流し」について!
通常15日はご先祖様の魂を弔って行われる灯篭を流します。その幻想的で美しい景色は、日本独特の風情を感じられる空間ともいえるのではないでしょうか?
ところが・・・
長崎の15日はちょいと違う!
それが・・・「精霊流し」です!
精霊流しの由来は故人の霊を弔うために手作りの船を造り
船を曳きながら街中を練り歩き
極楽浄土へ送り出すという長崎の伝統行事です。
各家で造られる船は大小様々。材料は主に竹、板、ワラ。
長く突き出した船首(みよし)には家紋や家名、町名が大きく記されます。
船の飾り付けには故人の趣味などを反映させたり、
町内合同でもやい船を出したりと、8月になると細部の飾り付けにまで
こだわった様々な造りかけの船が路上に多く見られるようになります。
当日は夕暮れ時になると町のあちらこちらから
「チャンコンチャンコン」という鐘の音と、「ドーイドーイ」の掛け声。
耳をつんざくほどの爆竹の音が鳴り響き、行列は夜遅くまで続きます。
お祭り騒ぎと言っていいのかどうかは置いときますが
ダンボール片手に地面を探していくと
30分で溢れるばかりの爆竹! しかも火がついていない爆竹!
これに火を付けて毎年遊ぶのが長崎の子供の恒例行事です(笑)
どれだけの爆竹がたった1日で使われるか・・・
花火だけで1億円分だそうです!
道路の白線や横断歩道が花火のごみで見えないんです!
観光で来崎される方は・・・
絶対!ぜったい!ゼッタイ! 長袖長ズボン!マスク!
そして・・・ 耳栓をお忘れなく!
これが精霊流し、これが長崎です!
疲れたら出島ワーフAtticで皆様にとっておきの1杯をお作りします。
是非どうぞ!